Hi-8AM のブログ

これは人生をやめたくなった人間が始めたブログ

実務実習にはどんな準備をしたらいいの?

 

こんにちは!

Hi-8AM(ハイ・エイトエーエム)です。

 

今日は

  • 薬学部実務実習で用意すると良いもの

について話していけたら、と思います。結構詳しく書くので一度目を通して見てください。

 

実務実習って何ね?って方はコチラをどうぞ(すっごいザックリですが)

hi-8am.hatenablog.com

 

さて、僕はというと先日、実務実習を終えたばかりです。

今年はCOVID-19の影響で実習が一時中断になり、そのせいで本来の予定よりも遅く終えることになり例年とは違ったイレギュラーな実習でした。

 

薬学部で実務実習に向かう方、とても緊張すると思います。だって実際の医療現場に向かうわけですから。実習先によっては学生は1人だけという状況で2.5ヶ月を過ごさなければいけないのでメンタルとの戦いにもなります。特に今年はこんな情勢でしたので僕は実習中に友達と会うことすらできませんでした。

 

それでは

薬学部実務実習で用意すると良いもの

について。

 

実習は基本的に薬局→病院の流れとなっています。薬局で薬剤師としての業務、スキル、知識を身につけていくわけです。薬局実習で勝手が分かり、その後自分で持っていくものを再構築していくと思うので基本的に薬局実習でのお話をしますね。

僕が実務実習に実際に持っていったものは

・筆記用具

・メモ帳

・今日の治療薬

・大学で用いたOSCEに向けた事前学習テキスト

・歯磨きセット

・インソールを入れた靴(白)

・親指の爪

これらです。

1つずつ説明していきましょう。

 

筆記用具

これはボールペンがオススメです。特に3色ボールペン。シャーペンや鉛筆はダメ?と思うかもしれません。

薬局では知らないことばかり、学ぶことばかりでスタートします。つまり鬼のようにメモをするわけです。

実習先によっては、初めの方は調剤をまずは中心にしてもらい、薬についての基本的な知識やどんな組み合わせで処方が出やすいのかなどを学ぶことになるところもあります。

調剤室に実際に入るとビビると思います。とんでもない数の薬が所狭しと並んでいるからです。大学で座学で勉強して試験に答えるのとはまるで違います。さらに問題なのは商品名も知らなくては調剤できないこと。

大学では「CBTや国家試験は一般名でしか出ないから」と言われ、一般名の方を中心に覚えている人が多いと思います。

『商品名と一般名が一致しない...』

最初はこんな状況に四苦八苦しながら勉強していくわけです。調剤中に「この薬なんなんだ?」って思ってもすぐに調べることができない状況は多々あると思います。そんな時メモ帳にとりあえず走り書きしておくわけですが、この時シャーペンや鉛筆は不向きです。そう、芯が折れちゃうからです。特にシャーペンはヤバイ、バキバキ折れていろんなところへ飛んでしまいます。飛んでいくと何がヤバイか、調剤室では散剤の秤量、混合や一包化している場面がありますね。薬剤に混入してしまう可能性があるわけです。実際に医療現場にいることを考えればこれがいかほどにヤバイことかわかると思います。モチロン、それだけでなく薬剤師の前で何度も芯を飛ばしてしまうのもあまり印象はよくないですよね。

では3色ボールペンだとなぜいいのか。僕は

黒:基本的にはこれでメモ

:後で、もしくは家で調べておきたいこと

:実習中に気づいたこと、ミスしたこと

こんな感じで分けていました。特に助かるのはでの「気づいたこと、ミスしたこと」です。

実習に出てないとわからないと思いますが、実習中は毎日日誌を書くことになります。これに非常に役立つんですね。毎日日誌書くことがどれだけ苦行か,,,これは皆感じる辛さです。騙されたと思ってこんな使い方してみてください。絶対に助けになりますよ。

 

メモ帳

メモ帳は個人的には大きすぎないほうがいいと思います。白衣のポケットに入れておくためです。また、メモ帳はケチらずにバンバン使ってください。行とか気にしない方がいいと思います。どうせ2.5ヶ月あるんだからすぐに埋まります。(これマジ)

また、メモ帳が溜まっていくと「ああ、自分頑張ってるヨシヨシ☺️」なんて思ったりもできます。これすごい大切で、実習でメンタルやられてしまう学生って意外に少なくないんですね。

メモ帳の使い方もひと工夫しました。表裏の両面から書き進めていく使い方です。

表からは常に覚えておくべきこと。

具体例を挙げると薬剤師、事務さんの名前、実際の実習時間(薬局の営業時間により多少異なるため)や休憩時間はいつから、商品名(一般名)などです。

裏からは日々のメモをバンバン書いちゃってください。

 

今日の治療薬

大学によっては買っていなかったり、治療薬マニュアルを持っていたりなどあるかもしれません。また他の愛用する医薬品集などあると思います。

ぶっちゃけ何でもいいです!笑

これに関しては合う合わないあると思いますので。今日の治療薬はどんな薬か、どんな機序か、商品名と一般名の関係、などに特化して調べやすいと思います。治療薬マニュアルは詳しすぎるな、と個人的に思います。

僕が薬局実習を終えた後、こんな医薬品集が発売されました。

薬剤師国家試験のための薬単 試験にでる医薬品暗記帳 | 木元貴祥 |本 | 通販 | Amazon

こちら、「実務実習、国家試験にこれだけ覚えれば安心!」といったふれこみの医薬品集

です。暗記用に作られているので調べ物する際には情報は少ないですがこれを使うのも1つの手かなとは思います。僕も買いました。

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かなり予備校的にまとめられているので試験勉強にはいいと思います。

が、実習ではより多くのものを吸収するべきだと思いますので、これのみに頼るのはやめたほうがいいと思います。(せっかく2.5ヶ月もあるんやから、薄い知識で終わるのは惜しいで。)

 

大学で用いたOSCEに向けた事前学習テキスト

これは実際に患者さんに服薬指導したり、初回面談したり、実際に調剤するときはどんなポイントを押さえていたか、など確認するためです。後にマジでいらなくなりますが、最初は持っていくのがいいと思います。

また、現場の薬剤師は大学でどのように指導されてきたのかを知りたいため、最初は持っていってください。割と、大学で指導された手技が現場では違ったりすることがあります。

 

歯磨きセット

これはかなり重要です。お昼ご飯を食べた後、服薬指導する時に患者さんに不快な思いをさせてはいけません。歯磨きってなかなか大学の昼休みにする人、少ないですよね。そのため忘れがちになるものの1つだと思います。現場の薬剤師は全員歯磨きしてると思います。初日から服薬指導をするかは分かりませんが、初日からそういったポイントを押さえていると「お、なかなか気が回る子だな」なんて思われるかもしれません。対人のお仕事の基本ですからね。

また、リフレッシュにも有効です。「午後からも頑張るぞ!」って気持ちにさせます。

メリハリって結構大事なんです。

 

インソールを入れた靴(白)

これ!大事!調剤室では割と立っている時間多いです。少なくとも大学にいる頃よりは多いでしょう。実習先にもよりますがずっと立ちっぱで調剤しっぱなしなんてところも無くはないです

僕の大学では白い靴という指定だったので新しく白い靴を買いました。

この時注意すべきはケチって安い靴にしないこと。毎日履く靴なので蓄積されるダメージはでかいです。さらにインソール足裏の負担を軽くしてあげるとかなり違います

 

親指の爪

これ、結構有名かもしれません。先輩とかから聞く人もいるかも。

親指の爪を少し長めに残しておいてください

一包化って大学で習いますよね。でも実際に周りに一包化をしてもらっている方がいない限り、あまり身近に感じない。でも実習してると結構多いんですね。複雑な飲み方をしている方や高齢の方、色々な理由はありますが一包化って思っていたよりもメジャーです。

おそらく実習先には一包化の機械がほとんど設置してあると思います。この機械、バラ錠でセットされておりそこから薬が落ちてきて一包化されるものが多いですが、バラ錠がある薬なんか限られています。実際にはシートから薬を出して(剥いて)一包化の機械にセットすることが少なくありません。そんな時、親指の爪が少し長いとかなり重宝します。

「そんなことしなくてもシートから錠剤出すなんて出来るって!」

こんなことを思ったアナタ、甘ちゃんです。

A錠 1回1錠 1日3回 30日分。    

これだけで90錠です。さらに一包化するんですからモチロン単剤とは限りません。こんな数の錠剤を扱うとすぐに親指を痛めちゃいます。

実習に出たらこっそり薬剤師の親指見てみてください。親指だけ爪が少し長いはずです。

モチロン、他の爪は短く切って清潔にしておいてくださいね。

 

 

こんな感じでしょうか。割と詳しく書いたつもりです。 

おそらく他のサイトには電卓だとかハサミだとか書いていたりするかもしれませんが、基本的に調剤室に至るところに置いてありますので自分で持っていく必要はないですよ。

 

次回は、実習中の過ごし方について書きたいと思います。

実習ってかなり疲れます。さらにかなり期間も長い。

僕の場合の1日の流れをもとに書いてみようと思います。

 

 

(でも疲れたから次はバンドの話でもしようかな。)

 

 

長々と読んでいただき、ありがとうございました。聞きたいことなどあれば気軽にコメントしてくださいね。